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とんからりん
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2008年

    2008年07月 Vol.106

    ton200807お酒の四方山話 「本直し(ホンナオシ)」

    当社の楽々ホールで桂米二師匠が中心になって下さって「こころ坂・楽々寄席」を年三回開いています。以前の落語会で米二師匠が「青菜」を演じられました。
    夏、出入りの植木屋さんに「やなぎかげ(注・参照下さい)」のアテに青菜を出す話です。
    我が祖父喜一郎も夏の夕方、ガラス銚子に冷やした「黄色の酒」をガラスの盃でチビリチビリのんでいました。横からその杯に指を突っ込んで舐めると「やなぎかげやから甘いやろ」と祖父が笑いながらいいました。
    甘酒が夏の季語と同様「やなぎかげ(本直し)」も夏に飲む酒でした。ビールは高級品で一般的でない時代です。当時伏見の「四方合名会社=現宝酒造」からそれを仕入れていました。
    戦中戦後、米が統制で日本酒がつくれない時代、薩摩芋を原料に連続蒸留機で90度以上のアルコール精製法が出来、それを割り水し焼酎(甲)が良く売れていました。
    只、この新式焼酎は「酔えるが味が無い」そこで味醂を加えた「本直し」として販売されました。価格は焼酎より高く、二級酒より安い値段だったと思います。
    戦後に販売された「本直し」は焼酎(甲)と新式味醂とで造られたもの。本格焼酎・(焼酎乙)と本式味醂とでつくられた「やなぎかげ」の代用品と思ってください。
    米焼酎(本格)に旧式味醂を調合(カクテル)すれば「直し=やなぎかげ}になります。

    2008年06月 号外

    ton200806_26月のイベント案内です

    2008年06月 Vol.105

    ton200806大きく羽ばたいて!

    ※集酉楽サカタニでライブや教室をしてくださっているミュージシャンが、メジャーデビューし各界で注目を集めています。
    ○昨年9月9日に当店でライブを行った「やなせ なな」さんは、若い心のゆらぎを透明感のある声で表現するシンガーソングライター。「七夕」という曲が、8月発売のニンテンドーDS用ソフト「東京魔人学園剣風帖」のエンディングテーマに使われることが決定しました。
    ○また当店で定期的にウクレレ教室の指導をしてくださっている前田大輔さんと、ギターの清水英之さんのデュオ「フラリーパッド」の「サマー・シュプール」という曲がSK-ⅡのCM曲としてテレビで流れており、まもなくANA国際線の機中でも聴くことができるそうです。5月14日にはCDアルバム「京風」も発売され、音楽界に京都の扇風を巻き起こしています。
    ともにさわやかな若者たちでありながら実力派。当店でのご縁を喜びながら、大きく世界へ羽ばたかれることを期待して、皆さんも応援してあげてください。

    ○沙羅・佐々木ゆか(ボーカル・ピアノ)清水ひさえ(二胡)のお二人が、初めてCDを発売されます。

    2008年05月 Vol.104

    ton200805ぼちぼち・そこそこ

    向うから知り合いの方に「お元気そうですなぁ」とお声をかけられた。
    「おおきに」
    「お商売はどうどす?」
    「まぁ、ぼちぼちですわ、そちらさんは?」
    「まぁ、そこそこどすかなぁ」
    「ほな、ごめんやす」と言って歩きだします。
    文章で書くと曖昧もこ。だが、「ぼちぼち」や「そこそこ」中身は表情やお声の響きで正確に説明しなくても、互いの現況は大まかに判りあえるものです。日本の話言葉の素晴らしい省略的な会話方法では無いでしょうか。
    他の国々にこの「ほどほど・ぼちぼち」と同じ使い方の言葉は有るのでしょうか?。

    2008年04月 Vol.103

    ton200804罰が当たる!

    勿体無い(もったいない)は滋賀県知事選挙以来良く使われるようになった言葉だ。 有用なものをそのままにするとか無駄してしまうことに使わている。最近は殆ど単独のフレーズとしてで使われることが多い。
    それはそれで良いのだがチョッと中途半端な表現とおもう。 幼子の時代から、育ててくれた祖母がこの言葉を使い、私たち孫を良く叱った。只、単独で「勿体無い」で終わらず後に必ず「バチが当たる」と続けた。 勿体無いという行動が「バチが当たる」結果になることまでキチンと教えるために使っていたのだろう。 若者の中では、空気が読めない人を「KY」といったり、気色が悪いを「キモイ」というらしい。 隠語の様に仲間内だけなら良いが、それを助長し応援するように、マスコミも「流行語大賞」とかをつくって話題にする。言葉や文字、文章を大切にしないと日本文化破壊という「バチが当たる」だろう。「勿体無い、バチがあてる」を一つのフレーズとして使おう!。

    2008年03月 Vol.102

    ton200803編集後記

    正直に言うと前から108号で「とんからりん」を辞めよう決めていました。
    ●突然ではいけないと「アンケート」をお出ししました。恐らく僅かしか回答は戻らないと予想しながら。スミマセン!
    〇回答が想定外の数戻ってきて、嬉しく読みました。続けられるだけ出して。勝手に辞めるな。いろいろなお書き添えもありました。
    ●自己満足、独断的な書き物が多い「小さな酒屋」ミニコミをこんなに多くの方々が応援をして下さる有るなんてシンジられない。有難いが責任も重く感じています。
    ○嬉しいことに、原稿不足をご投稿でお助け下さる方も出来きました。「とんからりん」に名を代えた時の気持ちを忘れるな!。と気合を入れられと感じています。
    ●まだ少々やりたい事もあり、老いたとは思っていませんが、残念なことに本人の希望がないのに来年から後期高齢者と格付けされ、車にはモミジマークを貼り付けないと罰金の歳が現実です。皆様のお力添えを切にお願いたします。
    ご投稿もお待ちしています。

    2008年02月 Vol.101

    ton200802とんからりん・アンケートにご協力有難うございます

    12年前創刊した「とんからりん」の百号を前にしてご面倒な「アンケート」をお願いをしました。
    物事や人生には、始めと終わりが有るものです。「とんからりん」の編集者は108号で終わりにしようと思っていました。「集酉楽サカタニ」スタートから「月刊」にしましたので、今年9月で108号に到達します。そこでアンケートで会員様のご意見で継続か否を判断したいとご協力のお願いをしました。

    2008年01月 Vol.100

    ton200801新年明けましておめでとうございます。
    本年もよろしくお願い申し上げます。

    平成7年5月創刊号から数えて百号目の「とんからりん」を本日お届けできました。 永年当社をご支援いただいたサカタニ友の会会員の皆様に、背中を押されて何とか続けられました。 その間に日本国の総理大臣は「村山・橋本・小渕・森・小泉・安倍・福田」アメリカ大統領はクリントンからブッシュさんとお代わりになり、世の中は随分と良くなりました。
    お爺ちゃんでなかったヨシィちゃんは孫娘3人に蝉でもないのに今は「ジージィ」と呼ばれて抗議さえできない年令になってしまいました。

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