風の又三郎と 「行ッテ」思想
多分小学三年の頃だ思うが講堂で「風の又三郎」の映画鑑賞が有った。 「♪どっどど どどうど どどうど どどう、青いくるみも吹きとばせ・・・どっどど どどうど どどうど どどう♪」と気味悪い音楽と「ヒュウヒュウ」の風の音が耳に残った。そのトラウマで「宮沢賢治」の詩や文は「雨ニモマケズ」をさらっと目を通しただけだった。 鑑賞の後、先生が「宮沢賢治」のことをお話され、暫くは、教室で弁当や教科書を包んできた風呂敷をマント代わりにして、又三郎の奇妙な行動の真似が流行った。